(9−9)東大・朝日シンポジウム「情報革命と人類の未来」(2006/11/18開催)を読んで

東京大学総長の小宮山宏さんは、知識や情報が増えて便利になった変わりに、
全体像が見えにくくなったと言います。
例えば、インターネットは便利ですが、問題も多いものです。
・無限のパートナーとコミュニケーションがとれる
・無限の知識にアクセスできる
・いつでもどこでもできる   など
       ↓
人間関係の希薄化
小宮山さん曰く、「インターネット×知識の構造化=知識革命」だそうです。


私もインターネットを使うので、便利さは良くわかります。
家にいながら、ほしい情報をいつでも手に入れることができるので。
でも、情報が多すぎて困るときもあります。
正しい情報かどうかも分からない時もあったりして。
いや、私が探すのが下手、ということもあるのですが。
インターネットのない時は、不便だっただろうなぁ、と思います。
分からないときは、図書館に行っていたのでしょうか?
私が物心ついた時は、もうコンピュータはありましたから。



シンガポール国立大学学長のシー・チョーン・フォンさんは
情報革命の矛盾についてお話しました。
ITは、人々が繋がるようになりましたが、分断もしてしまいました。
ITによって空間と時間が短縮されましたが、それによって
人々の欠点もピックアップされて、憎しみが増し
紛争を生む一つの原因になってしまいました。


違う国の人とも話せるようになったのに
仲が良くないのは悲しい気がします。
異文化を理解するのは、そんなに難しいものなのでしょうか?



大阪大学総長の宮原秀夫さんは、情報技術革命の光と影をお話しました。
いまや国民の70%がインターネットなどを使っています。
しかし、私たちは情報検索に30%の時間を使っています。
それほどもの時間を無駄にし、しかも
情報が多すぎてほしい情報を見つけられないでいます。
また、自分の興味のある情報だけを探すのではなく
思わぬ文献を見つけて役に立つこともあります。
この偶然の出会いが大切なこともあります。


国民の70%が使っていると聞いて驚きました。
そんなにたくさんの人が使っていたのですか。
確かに、私も使っているくらいですからね。
これからさらに増えていくのでしょうか?
そして、これからさらに進歩していくのでしょうね。


ぜひ聞いてみてください。参考になります。
ちなみに、動画です↓