(6−6)においの不思議

授業で、においについてのビデオを見ました。
ビデオの出演者が、オレンジジュースとグレープジュースを
目をつむって鼻をつまんで順番に飲みます。
そうすると、味がなくてどっちがどっちだか分らなくなっていました。


においとは、そもそも一つではないのです。
例えば、薔薇のにおいを分解してみると
   ・フェニルエチレンアルコール
   ・ローズオキサイド(青臭い葉っぱのようなにおい)
   ・ダマセノン(梅のような酸っぱいにおい)
       :
       :
          などなど。
においには、たくさんのにおいが混ざっているのです。
そして、におい物質には数十万もの種類があるのだそうです。


しかし、においを感じる嗅神経細胞は数百個しかありません。
どうやって数十万ものにおいを感じているのでしょうか。
それは、一つの受容器が複数のにおいを感じているからです。

このように、においの組み合わせのパターンで
私たちはにおいを嗅ぎ分けていたのです。


生活に関するにおいのサイトを見つけました。
おもしろそうなので是非見てみてください。