(9−9)アルミ缶とペットボトル

先生から借りた本の「環境保護運動はどこが間違っているのか」
について、以前ブログで書きましたよね。
今回は、もう一冊借りた本の↓について書こうと思います。

リサイクル―回るカラクリ止まる理由 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)

リサイクル―回るカラクリ止まる理由 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)

この本の帯に、アルミ缶vsペットボトル…
と書いてあったので、2つについて調べてみました。


・アルミ缶のリサイクル
 アルミ缶は、実は蓋と胴体の成分が同じではないんです。
 リサイクル工程は、まず消費後に回収。
 プレスをして再生業者へ送り、アルミ缶を溶かします。
 溶けたものから、またアルミ缶を作ります。
 ただ、アルミ缶の胴体しか作ることができないので、
 蓋の部分はまた新たに作らなければならないのです。
 しかし、アルミ缶はもとの容器をリサイクルして
 同じ用途の容器を作れるので、優等生の材料だと言えます。


・ペットボトルのリサイクル
 ペットボトルをリサイクルするには、キャップをはずして
 ラベルをはがすという手間があります。そう考えると、
 リサイクルできる部分とゴミとして捨てて燃やす部分とが
 同じくらいになっています。
 また、着色ペットボトルは色を抜くのが難しいため、
 リサイクルには向いていない容器なのです。


消費者の立場として、ペットボトルのキャップやラベルをはがすのは
面倒です。そのまま捨ててしまうことが大半なんですが、
陰で一生懸命はがしている人がいるんですよね。
大変ですよね、本当に。