(2−2)界面活性剤について part2

水と油は、とても小さな分子からできています。
水の分子には「+」と「−」がありますが、油にはありません。
+と−が引き合う力は、電気なしで分子どうしが引き合う力よりも強いので、
水の分子どうしはしっかりと結びつきます。
ですから、水は水どうし、油は油どうしでいた方が居心地がいいのです。


この水と油を混ぜてくれるのが、界面活性剤です。
以前にも書きましたが、界面活性剤には
水になじむ部分(親水基)と、油になじむ部分(新油基)とがあるので、
水と油は混ざることができます。


例えば、マヨネーズはお酢と油と卵の黄身からできています。
お酢と油だけでは混ざり合いませんが、
ここに卵の黄身を入れることで混ざり合います。
卵の黄身に含まれる成分が、界面活性剤のはたらきをするからです。