(11−11)表面張力について

今日は、表面張力について学びました。
表面張力とは、液体の性質で表面を小さくしようという力です。
水はとても表面張力が大きいので、
小さくしようと丸くなります。
水滴などが丸いのはこのためなんですね。
(つまり、水は表面を小さくしようという力が強い。)


なぜ、水は表面張力が大きいのでしょうか。
それは、分子間力です。

このように、水は分子間力が強いのです。
そして、あまった力をなくそうとして、
表面積の小さい球形になりたがるのです。



◎界面活性

先ほども書いたように、水は表面張力の大きな液体です。
そこに界面活性剤を入れていくと、
界面活性剤は上に行きたがるので、どんどん浮いてきます。
表面には、水ではなく界面活性剤が多くなっていきます。
なので、青い線のように表面張力がきちんと下がっていかず、
実際は赤い線のように最初から勢いよく下がるのです。
ちなみに、上に行って吸着することを正吸着と言います。



◎界面不活性

今度は水ではなく、エタノールです。
エタノールは表面張力の小さい液体です。
そこへ、水を入れていきます。
そうすると、水は下へ行きたがります。
なので、紫の線のようにきれいな線で表面張力は上がらず、
実際の緑の線のようになかなか表面張力は上がらないのです。
そして、下へ行って吸着することを負吸着と言います。